新型コロナにより世の中が大きく変化する中、今後どのように自社を導いていくか悩まれている経営者は少なくないかと思います。そこで、近年注目されている経営思考「デザイン思考（素早く、軽く、実際に試してみる）」をご紹介します。

以下にケニアでの「初等教育支援」で行った事例をあげますと・・

実験① 最初に学校に教科書を配りました →効果は現れませんでした。 実験② 先生の要請で学校に授業用のフリップチャートを配りました →効果は現れませんでした。 実験③ 学校に虫下し薬を配りました →これは大成功。健康になって欠席が25％も減って、学力が上がっただけでなく、児童の身長も伸びました。 予算に限界があったので、25校ずつランダムに選んで薬を配布しました。おかげで完璧な対象実験ができました。

ビジネスの世界も実際のところ、やってみなければ分からないものです。

ここでポイントは、我が人生をかけて！　社運をかけて！　といった大袈裟なものでなく「素早く、軽く、試す」ことのようです。

上手くいかないのは止めて、上手くいきそうなものは実験を繰り返し、繰り返し、正解に近づけていく。

サントリーの歴代社長も言っていました　「やってみなはれ」

「経営戦略全史」三谷宏治　から

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