2024年4月4日
「断をくだす」経営者になるのは

後継者の育成:ひょうご後継者塾~「断をくだす」経営者になるのは~

事業承継において一番時間がかかるのが「後継者の育成」です。修羅場を潜り抜けた社長からみれば、後継者は、頼りなく、へ理屈ばかりに見え、どこから教えて良いか分からない・・・。また、後継者は、出来上がった中に放り込まれ、経営者でもなければ従業員でもない中途半端な状態で、多岐にわたり漠然とした経営者の仕事をどこから学んでよいか分からない・・・。

多くの社長と後継者は、こんなふうに思っていないでしょうか。

兵庫事業承継サポートは、「ひょうご後継者塾」(以下「本塾」といいます)を開いて、「後継者の育成」という問題に真正面から取り組みます。尚、本塾は、後継者に最も求められるものは、「断をくだす」ことと考えています。

断をくだす」とは会社の課題を自分ごととして捉え、“自ら判断・決断する”ことです。先送りからは何も生まれない。決断すれば、たとえ望まない結果がでたとしても、次の過ちを繰り返さない知恵を得ることができるということこそ経営者において最も必要と考えています。

では、「断をくだす」経営者になるには、どうすればよいか?これについて、私たちは、次の4つがポイントと考えています。


①経営のセオリーを知る

経営に必要な知識・理論を知ることで、判断・決断の適切さは上がります

②自社を知る
幾ら正論であっても、自社にとって適切な決断が求められます。自社を知ることで、適切な決断に近付きます

③経営者としての思考力を持つ
経営は、問題を個々に対処しても解決しません。大局的に捉える思考力が求められます

④当事者意識を持つ
会社の課題を、他のだれより自分のことと捉える意識が求められます


そして、本塾は、次の3つを大切にしながら進めていきます。


1.自分の会社を徹底的に知る
実践的な経営を学びながら、自社に置き換えることで、自分の会社を徹底的に「見える化」する

2.経営に必要な思考力を身につける
情報の整理の仕方、問題解決に向けた思考のやり方を学ぶ

3.塾生同士の交流を促し、一生高め合う仲間を作る
毎回のディスカッション等により経営について話し合う。こうした交流を通じて、後継者という境遇を共にする、社内や同業者とも違う、友達とも違う、一生切磋琢磨し合える仲間を作る


※「ひょうご後継者塾」は、2025年4月からの開講を予定しています。

【執筆者】事業承継アドバイザー・事業承継士・社会保険労務士・行政書士 中道三喜男


一般社団法人兵庫事業承継サポートとは

中小企業の事業承継支援を目的とした専門家(中小企業診断士・税理士・弁護士・司法書士・社会保険労務士・行政書士・ファイナンシャルプランナー等)集団です。事業承継の課題(株式移転・株価対策・資金対策・事業譲渡・後継者育成・知的資産の承継等)にワンストップで対応します。

✅上記支援と合わせて、事業承継に課題を抱える経営者向けセミナー・相談会、後継者塾の開催を行います。


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